退職したいことを上司に伝えたら引き止められちゃった
どうやったら上司を説得できるのか知りたい
本記事は、こんなお悩みを手助けする記事を書きました!
わたしも上司に退職したいことを伝えたのに引き止められました!
なんとか翌日にもういちど上司を説得して、無事に退職できました
この記事でお伝えしていく「退職を引き止められたときの断り方」を読めば、あなたもちゃんと上司に辞意を伝えるコツがわかりますよ!
前半では「退職を引き止められたときの断り方のステップ」について解説、後半は補足として「どうしても自分では断れないとき」についてお伝えしていきます。
上司に引き止められて困っているなら、ぜひ最後までチェックしてみてください!
ちなみに、わたしは意を決して退職したいことを伝えたのに引き止められてしまい、あまりの衝撃にその日は仕事になりませんでした。
もしあなたも同じように、上司に辞意を伝えたのに引き止められてしまったのなら、今相当なストレスのはずです。
一刻も早く本記事を読んで、退職する意思が固いことを上司に伝えていきましょう!
退職を引き止められたときの断り方のステップ2つ
退職を引き止められたときの断り方のステップはこちらの2つです。
- 何が原因で引き止められたのかを考える
- もういちど上司に退職することを伝える
ステップとしては2つだけですが、内容は深いです。
それでは、解説していきますね!
1.何が原因で引き止められたのかを考える
ここがいちばん重要で、そもそも何が原因で引き止められてしまったのかよく考えてみてください。
引き止められた原因がわかれば、もういちど辞意を伝えるときにハッキリと断りを入れることができますよ!
引き止められてしまった原因の例にはこういったものがあります。
- 人員不足
- 伝え方が弱かった
- その退職理由なら対応できる
- 将来有望な人材
- 上司による
実は、どれもわたしが会社に在籍中にあった実例です。
実際にどんな感じで引き止められていたのか紹介しますね!
人員不足
退職時にはどの会社でもありそうな例ですが、人員不足が原因で引き止められるパターンですね。
わたしのいた会社では「5人で仕事を回すのが適正な部署なのに4人しかおらず、辞められると3人になるので部署が困る」という理由で引き止められていました。
新しい人を雇っても、仕事ができるようになるまで1〜2ヶ月かかるので、ひとりでも辞められたらその部署が火の車になるというわけですね。
こういった場合は、個人的には気にせず辞めることを伝えた方がいいと思います
いちど引き受けてしまうと、今後辞めるタイミングがもっと作りにくくなるからです。
「あの人は人員不足を理由にすれば説得できるよ」と押しに弱いことが会社に広まるおそれもありますね。
そもそも人員不足はあなたが原因ではなく、会社側に原因があることが多いです。
なので臆せず辞めることを伝えてみてもいいでしょう
どうしても断りにくい場合は、新人に引き継ぎをする期間だけ退職時期を遅らすこともできます。
これなら、人員不足が原因なら会社にとっても問題ないはずです。
あなたも会社に迷惑をかけずに辞められるので、ちょっとした安心感があるかもしれません
ちなみに、わたしがいた会社では最後にお伝えした「退職時期を遅らせる」という方法で退職していきました。
伝え方が弱かった
これもどの会社でもあるかと思うのですが、上司に辞意を伝えるときにハッキリ言い切れておらず、上司に伝わらなかったパターンです。
わたしのいた会社では「辞めようと思ってます」と退職を検討しているような表現だけで伝えてしまい、結果引き止められていました。
「思っている」だけなので、「辞める」とまでは思われなかったわけですね
これはそのあとが大変で、「何で辞めたいの」「どうして」など、質問攻めに合う可能性があります。
上司からすれば、解決すれば退職まで行かない可能性があるので質問するのも仕方ないですね…!
こういった場合は、辞める理由と合わせて、ハッキリ退職するということを伝えてみてください。
ちなみに何も言われずに辞めるには「会社側が対応できない理由」で辞めることを伝えるといいでしょう。
例えばこのような例ですね!
- 次の仕事が決まっている(時期も明確)
- 家庭の事情(結婚・妊娠・育児・介護など)
- やりたいことがある(将来の夢)
わたしがいた会社で多かったのは、女性では圧倒的に結婚や妊娠を理由に辞める人が多かったです。
社内でも「結婚や妊娠なら、引き止めも合わずに辞められるよ」と若手には広まっていましたしね
家庭の事情は上手く伝えられそうなら、理由として使ってみていいでしょう。
万人に使いやすい理由は「将来の夢があって、それを実現したい」や「実はもう転職活動していて、内定をもらっている」などですね。
ちなみにわたしがいた会社では「将来の夢」や「転職が決まっている」といった理由では引き止めていませんでした。
「将来の夢」に関しては、現実離れしていると怪しまれていましたけどね
最初に伝え方が弱くて上司に伝わらなかったら、今度はしっかりした理由を持って、ハッキリ断りを入れていきましょう。
その退職理由なら対応できる
あなたが伝えた退職理由なら、会社側で対応できると判断されてしまうパターンです。
これもよく起きてしまう事例ですね
退職する理由には、「会社が対応できるもの」と「会社が対応できないもの」があります。
「会社が対応できないもの」は、先ほどの項目でお伝えしたものと同じです。
- 次の仕事が決まっている(時期も明確)
- 家庭の事情(結婚・妊娠・育児・介護など)
- やりたいことがある(将来の夢)
一方「会社が対応できるもの」というのは、こういったものです。
- 仕事が合わない
- 人間関係が合わない
- 体調不良
- メンタル不調
- もっと高い給与のところがいい
- 引越し
仕事内容や人間関係は、部署異動で対応。
体調不良やメンタル不調も、長期休職で対応。
高い給与も、まれですが会社から必要とされている人材だとランクアップで対応することがあります。
最後に引越しですが、全国に支社があるような会社は転勤で対応することがあります。
意外に会社側で対応できてしまうことは多いですよ!
実際にわたしがいた会社では、給与アップ以外はすべて対応していました。
会社側の対応であたなも納得できるなら、もちろん引き止められたときに受け入れるのもいいでしょう。
ですが、会社側が提示する対応聞いて「そうなんだけど、そうじゃない!」と思うようであれば、もう一度退職したい理由について考え直しましょう。
もっと根の深い「退職したい理由」があるはずですよ!
「本当に退職したい理由」が洗い出せたら、もういちど本当の退職理由を持って、上司に伝えてみてください。
将来有望な人材
あなたが将来有望なできる人材だと会社が感じている場合も、もちろん引き止められます。
この場合は、うれしくはあるのですがかなり強く引き止めらるでしょう!
有望な人材だと「〜年後にはこういったポジションでやってもらおう」と、会社の中でも明確に将来の仕事を決めていたりします。
そんな、将来を約束されているような人材が辞めてしまったら会社も困りますよね。
あの手この手で引き止めのアプローチがくるかと思います
ですが、こういった場合で引き止められているなら、あなたは転職した先でも重宝される可能性が高いです。
情に流されず、ハッキリと退職することを伝えた方がいいでしょう
引き止められて残るか、転職するか思いが揺れてしまうこともきっとあるでしょう。
ですが、転職先がいいところなのか、悪いところなのかは入ってみないとわかりません。
そして引き止めにあって、そのまま会社に居続けたことが良かったのかもわかりません。
だったら、せっかく転職にチャレンジしたのなら新しい道に進んでみるのもいいのではないでしょうか!
ちなみにわたしがいた会社では有望な人材だった人が、超大手企業に転職内定していたので引き止める余地がありませんでした。
上司による
元も子もないのですが、退職することを伝えたときにすんなり通るかは上司にもよります。
信頼できる上司ほど、察しがいいので過度な引き止めはしないでしょう。
逆に普段から「ちょっと大丈夫かな」と思うような上司だと大変かもしれません。
上司は選べないので、なんとかして上司を説得できる方法を考えましょう!
ちなみに、これは実はわたしの事例なのですが、
(中略)3月末で退職でお願いします
…意思は固いのね
はい
わかった…
退職は残念だけど、わたしの上司にも電話して伝えるね
ありがとうございます、よろしくお願い致します
この日の退職の面談は無事に終わり、上司もわたしが辞めるということを会社に伝えてくれると、ハッキリ言ってくれました。
そして、翌日もいつも通りに出勤します。
おはようございます!
おはよう!
わたしね、やっぱりあきらめきれないから、まだ上司に伝えてないんだ
?!!!
他に解決できる方法がないか、いっしょに考えていこう!
?!!!
実際にあったやりとりです。
上司の言葉通り、退職を受け入れてもらえたと思っていたのに、翌日出勤したら何故かこの流れです。
上司は悪い人ではないのですが、感情で動くタイプなので「そうなっちゃたか…」と思いました。
その日はずっと脳内で反省会をして、どうやったら説得できるか考えていましたね…
ちなみに、わたしは退職する理由で「今の仕事が合わない」「これからはやりたいライティングの仕事をする」の2つで伝えてしまいました。
最初から「将来ライターになりたくて、ライティングができる仕事に転職します」とシンプルに伝えればよかったのでしょう。
「今の仕事が合わない」という言葉が入ってしまったことで、上司は「仕事のやり方を変えれば辞めないかも」と思わせてしまったようです。
言葉で伝えるって難しいですね…
結局はその日の夕方にもういちど上司と話をして、3月末で退職する意思が固いことをハッキリと伝え直して、事なきを得ました。
こういったことも起き得るので、あなたの上司がどういう考えを持った人なのかよく考えてから伝えていくといいですよ!
2.もういちど上司に退職することを伝える
さて、引き止められた原因を考えてみたうえで、もういちど上司に退職することを伝えていきましょう。
かなり勇気がいるかと思いますが、これが最後だと思って再トライです!
上司にもういちど退職することを伝えるときのポイントはこちらの3つです。
- 明確な退職理由を伝える
- 具体的な退職日を伝える
- 退職する意思が固いことをハッキリ伝える
それでは、こちらも説明していきますね!
明確な退職理由を伝える
もういちど伝えるときのポイントですが、誰にでもわかりやすい、明確な退職理由で伝えましょう。
残念ながら、上司だからといって理解力が高いとは限りません。
小学生でも伝わるような言葉を選んで、理由を伝えるのがいいでしょう!
「相手が理解してくれるだろう」と思って、言葉選びをおろそかにするとまた説得されてしまう可能性がありますよ。
もしかしたら、退職理由が最初に上司に伝えたものと変わってしまうこともありますよね。
そんなときは「引き止められて、もういちど退職理由について考え直しました。」と伝えるといいでしょう。
これはわざわざ言わずに、聞かれたら答えれば大丈夫です
会話はできるだけシンプルに、余計なことは話さず、答えるのが難しいものは悩むふりをして沈黙しましょう。
下手に答えていくと、矛盾点を突かれてしまいますよ
具体的な退職日を伝える
続いてのポイントは、理由と合わせて具体的な退職日を伝えましょう。
「今期の最後、〇月末で退職します」と具体的な月で伝えると間違いがないですね!
退職日に関しては、伝えても会社によってかなり対応が変わってくるでしょう。
というのも、人員不足で引き継ぎをお願いされたり、残った有給消化のために在籍が伸びたりすることがあるからですね。
ただ、会社にどれだけ言われても決めた退職日に退職したいようであれば、その旨をハッキリ伝えましょう。
ちなみに、退職の申し出を伝えるのは退職日の1〜3ヶ月前が一般的です。
それ以上早いと非常識と思われる可能性があるので、気をつけてくださいね!
退職する意思が固いことをハッキリ伝える
最後のポイントは、何と言っても退職する意思が固いことをハッキリ上司に伝えることです。
正直、これさえできれば退職できますね!
上司に何を言われても「退職する意思を崩さない」というのは、思っている以上にストレスです。
ですが、ここで折れてしまうとどんどん退職するタイミングを逃してしまうことになりかねません。
伝えるのが2度目なら、何を言われたとしても「辞める」ということを伝え切りましょう!
とはいえ、わたしのときのように「退職する意思が固い」と文字通り伝えていても、伝わっていないこともあります。
なので、退職することを伝える面談では、最後終わるときに「お手数ですが、〇月末での退職の手続き、よろしくお願い致します」と念を押してみてください。
ミーティング最後の言葉になるので、上司の記憶にも残りやすいですよ!
退職したいけど自分では引き止めを断れないとき
それでは、ここからは退職をしたいのに自分では引き止めをどうしても断れないときの対処法についてお伝えしてきます。
わたしが提案する対処法はこちらです。
・退職代行
ひと昔前にはなかったサービスですね!
退職代行は、文字通り「退職手続きをあなたの代わりにやってくれる」代行サービスです。
「退職したいと伝えたのに、わかってくれなかった」「もうこれ以上会社に行きたくない」と、あまりにストレスを感じたようなら、退職代行を使うのもいいでしょう。
というのも、わたしが会社に在籍中には正社員でも「ある日突然来なくなる」ということがありました。
だいたい真面目な人で、うつ症状になっていることが多く「会社の人には会いたくない、連絡もしたくない」と言っていたそうです。
当時は、こんな話を聞くたびに悲しくなりましたね
ここまで追い詰められてしまっては、あなたの人生がもったいないです。
多少お金を払ったとしても、退職代行を使って早く抜け出した方がいいでしょう。
ですが、退職代行は「どうしても辞められない」ときの最終手段です。
「相手に自分の思いをわかるように伝える」というのも大事なスキルなので、まだ心に余裕があるなら上司に直接辞意を伝えてみてください。
ですが、もういちど上司に退職の旨を伝えてみても通らずに、ストレスで倒れてしまいそうなら合わせて退職代行も検討してみてください。
何回言っても伝わらないのは想像以上につらいので、無理しないようにしてくださいね!
\女性の退職代行ならここ!/
固い意志と明確な理由を携えて、引き止めを断ろう!
さて、いかがだったでしょうか!
せっかく意気込んで上司に退職の旨を伝えたのに、引き止められて保留にされたらショックですよね。
ですが、上司があなたを引き止めたのには必ず理由があるはずです。
上司に伝えたときのことを思い出して、引き止められた原因を考え直してみましょう!
そして、もういちど上司に伝えるときは前回よりも、理由や退職時期は明確にし、退職する意思が固いことをハッキリと伝えましょう。
もし質問攻めにあったとしても、多くしゃべりすぎないように注意です。
「沈黙は金」とはよく言ったもので、押し黙ったままうつむいて考え込むだけで「わかった、辞めたいんだね」と相手が納得してくれることもありますよ。
ちなみに、わたしが在籍していた会社では、合計で3回も退職についての面談がありました。
何回も似た質問をされ「本当はどうなの」「他に理由はないの」など、色々聞き取りがあって疲れたのを覚えています。
あなたも退職するまで大変かと思いますが、あと1回、頑張ってみてくださいね!
\ 退職を伝えきれないあなたに!/